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一番最初に食べられたカニの種類は上海蟹?!では一番最初に食べた人は誰?


現代では、多くの人が色々な種類のカニを食べたり、通販の店舗で取り寄せていますよね。

でも、その昔は、まだ誰も食べた事の無い時代もあったはず。

では、誰が初めにカニを食べたのか?それはどんな種類なのか?そんな疑問を解決します。

最初に食べられたカニの種類は上海蟹

一番最初にカニを食べたのは、今から約4000年前、中国の「巴解(はかい)」という人だったと、言われています。

巴解は、古代中国の蟹の百科事典にも名前が出ている、伝説上の人物です。そして、食べたのは上海蟹でした。

なぜ上海蟹だったのかというと

巴解は、長江にあるデルタ地帯の治水工事を行う際に、周囲の草地を焼き払う事にしました。

その際、草地に棲んでいた「虫」と呼ばれる生き物も一緒に焼き払いました。

焼き払いが終わった後、その生き物が、こんがり香ばしく焼きあがっていたのです。

そして、試しに食べてみたところ、これがとても美味しくて、たちまち評判となり、カニを食べる食文化が発展していきました。

もうお分かりですね。その「虫」こそが、上海蟹だったんです。

蟹漢字の由来にもつながります

当時「虫」と呼ばれていたカニですが、「巴解」の下にいた「虫」・・・という事で、漢字を組み合わせ、「蟹」の漢字ができたという説もあります。


いかがでしたか?

こんがり香ばしい焼きガニは、きっと初めての味と美味しさだったのでしょう。

今では 上海蟹だけではなく、実に多くの種類のカニを食べている私たち。

美味しいものに目が無いのは、今も昔も変わらないのですね。

上海蟹