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雑学

「蟹」の漢字に「虫」が入っているのは何故?


「蟹」という漢字の成り立ち

カニは漢字で「蟹」と書きますが、何故このような漢字なのか考えてみたことありますか?

「蟹」という漢字は、まず「解」と「虫」とに分けられます。

そして、「解」という字は、「角」「刀」「牛」に分けられ、これは「刀で牛の体から角を切り離す」ということを表しています。
そこから「わける」「バラバラにする」「わかるようにする」などの意味になったそうです。

「分解」とか、「理解」という言葉もありますね。

「解」という字が使われているのは、「包丁などを使わなくても、簡単にバラバラにできる」というカニの特徴を表しているのです。

虫じゃないのに、「虫」という字が入っているのは?

現代では「虫」といえば、昆虫類をイメージしますが、漢字が生まれた古代中国では、小動物の総称を意味していました。

そういえば、「蛇」(へび)や「蛙」(かえる)にも「虫」という字が入っていますよね。

いかがでしたか?

カニを食べてみたいけど、どうやって食べたらいいかわからない…なんて思っている方、昔の人からも「簡単にバラバラにできる」と思われていたくらいです。

キッチンバサミなどで簡単に捌くことができるので、是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。

あっ、でもカニの種類によってはトゲが多いものもあるので、捌くときはケガをしないように十分ご注意くださいね。