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蟹の冷凍方法について


みなさん、こんにちは!

蟹をネット通販で購入する場合、冷凍状態で購入する機会が多いと思います。

もちろん、流通の発達で活カニも購入できるようになり、本当に便利になりましたよね。

ネットショップのページをよく見ると、「ブライン凍結」や「エアブラスト凍結」などの文字を見ることが出来ます。これが冷凍方法です。

蟹の冷凍方法によって、解凍方法も変わりますので、今日はまず、蟹の冷凍方法についてお伝えします。

蟹の冷凍方法

色々な凍結方法がありますが、大きく分けると2つの方法があります。

ブライン凍結

蟹を-25℃~-30℃の濃塩水(ブライン液)に浸して凍らせます。

この方法ですと、どんな形状のものでも、均一に一気に凍らすことが出来る為、鮮度を保つことが出来ます。

欠点としては、蟹の場合、濃塩水が身に多少なりとも染み込むので、塩辛くなります。

主に、マグロやカツオ、大型のタラバ蟹など高級食材に用いられる方法で、アラスカでは比較的主流の冷凍方法です。

エアブラスト凍結

凍結庫の中で、急速に冷風を吹き付けて、蟹を凍らせ、氷の膜で覆い、身の劣化を防ぐ方法です。

ブライン凍結よりは少し時間がかかりますが、身の味はそのまま保たれます。

冷風の加減や、温度の状態により対象物にひび割れや亀裂などが入ることもあります。

ロシアで、比較的主流となっている冷凍方法です。

冷凍方法で味の違いは?

味の比較は、エアブラスト凍結は解凍してそのまま食べられます。

ブライン凍結の蟹は、塩辛い場合があるため、塩辛い場合は塩抜きが必要となります。

塩抜きの方法は、比較的簡単で、解凍した蟹を真水に10分~30分浸けておきます。

鮮度は一番保たれるブライン凍結方法ですので、塩抜きの為に味が落ちることはありません。


いかがでしたか?

どちらの凍結方法も、鮮度と手間を追求した高い技術です。

冷凍した蟹に氷の膜が付いているのは、鮮度を保つための努力なんだなと思うと、また味も格別かもしれません!

商品説明に、ブライン凍結と書かれてある場合は、塩抜きが必要かも?と思っていると、その手間も大変ではないかもしれませんね。