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驚愕の事実!カニの足は何度も再生するって本当?


カニが脱皮をするということは、ご存知の方も多いと思いますが、ではカニの足が再生するって、知ってましたか?その秘密は「自切」という生態にあります。

自切(じせつ)とは

自切とは、動物が外敵から身を守る為に、足や尾などの体の一部を自ら切り捨てる行動の事。「トカゲのしっぽ切り」などが有名ですよね。

蟹も同様に、自らの危険を感じた時、ハサミや足を自分で切り離して逃げます。これを「蟹の自切」と言います。

カニの自切と再生

カニが自切するときは、断面がとてもキレイな状態で、かつ体液が何も出ていません。これは、切り離す瞬間に瞬膜という膜が出来る為です。

ハサミや足を切り離したカニは、次の脱皮までそのままの状態ですが、切断面は少し盛り上がってきます。

小さなハサミや足が形成され、次の脱皮を待ちます。

そして、脱皮の時、殻を脱ぐと、殻の下にあった、新しいハサミや足がちゃんとついた状態で出てくるのです。

蟹の再生能力って凄いですね!

カニの足は永遠に再生できるの?

沢山の足を失っては生存に問題があるかもしれませんが、1~2本であれば、再生します。しかし、再生のチャンスは脱皮の時しかありません。

カニによって、脱皮の回数はある程度決まっているので、最終脱皮をしたカニの足は残念ながら、再生出来ません。


実は蟹の自切シーンを皆さんも見れるチャンスがあります。

かに通販サイトで、生きた蟹(活かに)を購入してみてください。

自宅で食べる茹でたての蟹の美味しさは格別です♪

その活蟹を茹でるときに、じっと注目していると、カニが自切する場合があるんです!

ちょっと食べるのが心苦しくなってしまいますが、お子様と一緒に生物のお勉強として、観察してみるのもいいかも知れません。