豆知識
美味しい蟹の意外な見分け方とは?
今日は、知っていたようで、実は知らなかった、蟹の豆知識をご紹介したいと思います。
蟹は、美味しさと見た目の良さは反比例?
カニを食べる時、甲羅をよく見てみると、黒っぽい粒々等が付いている事があります。
この黒い粒々、やっぱり無い方が見た目もきれいですし、蟹の価値も何となく高いような気もしますよね?
しかし、これがある蟹と無い蟹では、味が大きく違うって知ってましたか?
どうして、蟹の甲羅には黒っぽい粒々が付くの?
普段蟹は、砂地の海底で暮らしています。
砂地の海底は、固い石などがないので、フジツボ等は、付着する場所がありません。
困っていたフジツボが見つけたのが、そう、蟹の甲羅だったのです。
蟹の甲羅に付いている黒っぽいものは、実はフジツボなのです。
脱皮をすれば甲羅がピカピカになるけれど・・・
蟹が脱皮をして大きくなる事は、ご存知の方も多いかと思います。
定期的に脱皮する際に、甲羅もピカピカの新品に生まれ変わるのです。
しかし、脱皮には、かなりのエネルギーが必要なので、脱皮直後のかには、エネルギーを使い果たして、身がスカスカになります。
そういった蟹は、「若蟹」や「脱皮かに」と呼ばれ、身入りが今一つで、食べてもあまり満足が得られない事も多いのです。
フジツボが付いている方が、身入りが良くて美味しい!
長い間、脱皮していない蟹の甲羅には、その間にたくさんのフジツボ等が付着するので、最大限に身を太らせている蟹ということです。
たくさんの付着物がある蟹=身が詰まって美味しい蟹 なのです。
いかがでしたか?
もし蟹を買う時や、取り寄せる時、たくさんフジツボ等がついている蟹を見かけたら「極上の蟹だな!」と思って、間違いありません。
見た目が悪いほど、身入りの良くて、美味しい蟹と覚えておいてくださいね。