Q&A
カニが泡を吹く理由とは?
Q:カニが泡を吹く理由を教えてください。
カニが泡を吹くのは、どうしてなのか知りたいです。
どことなく滑稽で、昔から漫画などでも見かけた光景ですが、理由が分からないので、モヤモヤしています。
A:カニが泡を吹くのは、呼吸が苦しくなった時です。
カニは、魚と同様、えら呼吸の動物です。
水中での呼吸は得意なのですが、陸に上がりますと、えら呼吸ができないので、呼吸が簡単ではありません。
そこでカニは、えらの中に残っている少量の水を使って呼吸をするのです。これで、しばらくは陸上でも呼吸ができます。
しかし、陸にしばらくいると、水が乾いてきますので、呼吸をするのが苦しくなってきます。
カニはなんとか、水をえらの中に送り込もうとして、口やえらを動かそうとします。
でも、陸上ではえらに入ってくるのは空気ですので、入って来た空気がえらの中に残っている水と混ざって泡となり、口の上の出水孔から、ブクブクと出てくるのです。
泡を吹いているときは苦しい時のようです
水中で暮らすカニにとって、やはり陸での呼吸は苦しいのでしょう。
カニが泡を吹いているときは、実は酸欠で苦しんでいる状態なのです。
カニの表情までは分からない私達ですが、苦しんでいる時の状態は、これで知る事ができましたね。
もし、海に行った時に、陸でカニが泡を吹いていたら、軽く海水をかけてあげると元気になるかも知れませんね!